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子育て 2019.10.25

今の小学生の子どもたちはどのように遊んでいるの?家庭での遊び方のルールは?リサーチしてみました!

私が小学生だった頃は、学校から家にランドセルを置きに帰ってすぐに、友達と近くの公園で遊んでいました。しかし、最近では自転車乗り込み禁止などの公園利用のルールが厳しくなったり、放課後に子どもが事件に巻き込まれてしまうニュースを見かけるなど、気軽に外で遊んでいる小学生の子どもたちを見かけなくなりました。

 

統計によると、 厚生労働省が発表した子どもの生活時間に関する調査研究において、2014年の児童関連サービス調査研究等事業報告書では、子どもの遊びの時間は、平日、休日のどちらにおいても、外遊びより家で遊ぶ傾向であるとわかりました。

 

では、現在の小学生の子どもたちはどのように過ごしているのでしょうか。

 

そこで今回は、小学生の子どもをもつクリエアナブキの社員に、小学生の遊び方事情について、リサーチしてみました!

 

現在の小学生の遊び方事情

 

平日の放課後はどのように過ごしているの?

 

文部科学省管轄の国立教育政策研究所が実施している「全国学習状況調査」によると、2018年の結果(一部抜粋)では、全国の小学生の子どもの放課後の過ごし方では、

 

  • 家でテレビやビデオ・DVDを見たり、ゲームをしたり、
    インターネットをしている…72.6%
  • 家で勉強や読書をしている。…60.9%

となっていました。外遊びよりも家で過ごす子どもが多いことがわかりますね。

 

では、当社社員の子どもは放課後どのように過ごしているのでしょうか。

最も多いのが、勉強・宿題・習い事(40.0%)です。全国調査結果とよく似た結果ですね。

 

学齢別でみてみると、小学低学年の子どもは、勉強・宿題・習い事に続いて、外遊びもしています。昔と今では外遊びの環境が違うので、事故や事件の危険性も高く、保護者の心配が増えますよね。

外遊びをしている子どものママからは、「自転車で行動しているので、行動範囲が広くなりどのように遊んでいるかが不安。帰宅時間や遊ぶ場所をきちんと言ってから出かけることを日頃から伝えています。」という声が聞かれました。

 

小学高学年の子どもは、勉強・宿題・習い事に続いて、インターネットをしていることが多いです。授業時間が増えたり、習い事で忙しい子が多いので、友達と遊びたいと思っていても、放課後の予定を合わすことがなかなか難しいのかもしれません。

 

 

 

では、インターネットTVゲームをしている子どもたちはどこで過ごしているのでしょうか。

 

当社社員の子どもたちは、自分の家で過ごしています。最近では、インターネットの中でもYouTubeを見る子どもが多いですよね。なりたい職業ランキングでもYouTuberが上位にランクインするほど小学生の子どもたちにとって身近な存在なのでしょうね。

 

そして、リサーチして少しびっくりしたのが、友達の家で遊ぶ子どもがひとりもいなかったことでした。アンケートの中にも「保護者が居ない家には遊びに行かない。来させない。」という回答がありました。共働きの家庭が増えたことで保護者が子どもたちの遊びを直接見守ることができないことが多くなり、事故やトラブルに巻き込まれないための最善の策なのかもしれませんね。

 

 

休日どのように過ごしているの?

 

忙しい平日に変わって、休日は、どのように過ごしているのでしょうか。

 

当社社員のアンケート結果では、休日は、「家族と過ごしている」(86.7%)という回答が圧倒的に多かったです。

過ごし方の内容としては、外遊び・スポーツ・アウトドア(38.5%)、TV(30.8%)、レジャー施設(15.4%)でした。

 

「あまり外遊びをさせてあげられていないので、もっと外遊びが出来る機会を作ってあげたい。」という回答も。保護者も意識的に、外遊び、スポーツなど子どもたちと一緒に身体を動かして、休日を楽しもうと考えているのかもしれません。

 

家庭によって過ごし方はさまざまですが、休日に家族との時間を大切にしている家庭が多いですね。

 

 

 

家庭での遊び方のルールはあるの?

 

最近では、「ゲーム障害」や「ゲーム依存」という言葉をよく耳にしますが、2019年5月に、世界保健機関(WHO)はゲームのやり過ぎで日常生活が困難になる「ゲーム障害」を国際疾病として正式に認定しました。ゲーム機やスマホ、タブレットなどでゲームをしたことがない小学生の子どもは、ほとんどいないのではないでしょうか。

 

2014年の総務省の情報通信機器の利用状況「総務省 情報通信政策研究所」2014年の調査でも、小学4年生〜6年生の高学年の子どもがゲーム機を利用している割合は、88.8%の結果が出ています。今の小学生の子どもにとっては、ネット環境が身近にあることが当たり前の世代なので、家庭での遊び方のルールが必要不可欠ですよね。

 

当社社員アンケートで、家庭においても、以下のような遊び方のルールを決めているという回答がありました。

 

第1位  ゲーム・TVの時間(80.0%)
第2位  帰宅時間(40.0%)
第3位  インターネットの時間 (26.0%)

 

私も小学生の頃、兄と一緒にゲームで遊んでいたので、子どもがゲームに夢中になることも理解できます。例えば、ゲームの時間を決めたり、ゲームはやるべきことを終えてからのご褒美として考えたり、ノーゲームデーを作るなど。保護者として、過度に遮断するのではなく、見守りながらゲームとの付き合い方を教えて、成長とともに自分の意志でコントロールできるよう導いていきたいですね。

また、それぞれの家庭でのルール作りをきっかけに、より良い親子関係を作っていくことが大切だと思います。

 

 

 

子どもの遊び方に対して気になっていることは?

 

とはいえ、ルールを決めていても、まだまだ子ども!

遊びだすと、時間を気にせずついつい熱中してしまう子どもも多いはず。そんな子どもの遊び方について、「気になっていることはありますか。」と質問してみました。回答では、半数以上の66.7%が「ある」と答えています。

 

具体的には…

 

  • ゲームに夢中になっていると時間がなかなか守れない
  • TVばかり見過ぎないように、長くなったら声をかけている
  • インターネットとの付き合い方が難しい

 

ゲーム、TVやインターネットの遊び方について、気にしている保護者が多いようです。長時間し続けることでどのような悪影響を及ぼすのかなど親子で話し合うことができたら良いですね。

 

共働きの家庭では、

 

  • 一人で留守番をさせていることがほとんどなので実際にルールが守れているのかわからない
  • 仕事で家にいない間にどこで遊んでいるのか不安

 

という声もありました。安心して保護者が見守ることができるように、遊び方のルールをさらに具体化したり、親子のコミュニケ―ションを高めていくことがポイントかもしれません。

 

 

まとめ

 

家庭の状況や考え方によって、子供たちの遊び方事情はさまざまですが、各家庭で子どもの遊び方に対してなにかしら不安や心配ごとがあるようです。私も上の子が、再来年小学生になりますが、親子でよく話し合って準備を進めていきたいと思います。

 

これからも時が流れ、当たり前に時代によって変化は訪れます。保護者もその変化に対応し、理解を深めながらより良い親子関係が築けることができたら良いですね。

 

 

 

 

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