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子育て 2022.08.10

防災の日をきっかけに、我が家の備えを見直そう

 

9月1日は防災の日。1923年の関東大震災に由来しているのはよく知られています。

 

日本は地震や津波、台風などの自然災害が少なくありません。特に今から秋に向けては台風のシーズンでもあります。

 

また、最近は「数十年に一度の大雨」と言われる異常気象が頻繁に発生しています。線状降水帯などによる豪雨や洪水、川の氾濫などが各地で発生しているのも気がかりです。

 

災害はいつ起こるかわかりません。明日は我が身と思い、しっかり準備をしておきましょう。

 

ハザードマップをチェックしよう

 

防災の対策をするためには、自分の住んでいるエリアでどのような災害リスクがあるかを把握しておくことが重要です。特に小さなお子さんがいる場合は、避難も大変になります。

 

まずは自宅周辺のハザードマップをチェックしてみましょう。市町村や自治体が作成したハザードマップがあれば、避難所の場所を確認したり、浸水する場所や深さ、がけが近くにある場合のがけ崩れ・土石流のリスクのある場所がわかりやすく書いてあります。

 

 

避難ルートを確認しよう

 

災害の種類によって避難所も変わる場合がありますが、避難場所までの最適なルートを確認し、できれば実際にお子さんと一緒に歩いて行ってみましょう。災害時は車やベビーカーが使えないこともあるからです。

 

いつもは最短距離で行っている場所でも、浸水を迂回するルートだったりすると、思ったより時間がかかるかもしれません。

 

お子さんが保育園や小学校に通っている場合は、迎えに行く際のルートなども確認しておきましょう。

 

 

防災グッズを見直そう

 

 

いつ起きるかわからない災害。夏と冬では必要になるものも違ってきます。電気やガス、水道などのライフラインがストップすることを想定し、必要なものをそろえておきましょう。

 

最近は、新型コロナウイルス感染症対策のために避難所の収容人数が低めに設定されていたり、プライバシーの問題から自宅が安全であればできるだけ自宅で過ごす「在宅避難」も推奨されています。

 

自宅に置いておく備蓄品としては以下のようなものが考えられます。

 

・ポリ袋(大・小)

・新聞紙

・ウエットティッシュ・タオル

・ラップ

・カセットコンロ・ボンベ

・クーラーボックス

・携帯ラジオ

・非常食(1週間分)

・飲料水

・携帯トイレ

・LEDライト

・電池式モバイルバッテリー

・乾電池

・カイロ、カセット式のストーブ

・電池式の扇風機

※アウトドア用品もうまく活用しましょう。

 

自宅が安全ではない場合、避難所に行く必要も出てきます。非常持ち出し袋は家族構成に応じた準備が必要。小さなお子さんがいる場合はなおさら、お子さんに合った準備物が出てきます。非常時に持ち出すものはあらかじめリュックに入れておき、いつでも持ち出せるようにしましょう。

 

備蓄品や非常持ち出し袋の中身は次のHPも参考にしてみてください。

首相官邸HP:災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~

 

また、避難所はいつもと違う環境でストレスもたまります。プライバシーの確保も難しく、静かに過ごすことが求められて、子どもにとっては我慢の連続になります。少しでも不安をやわらげ、おだやかに過ごせるように以下のものも役に立つかもしれません。

 

・お菓子(甘いもの)

・ボールや縄跳びなど体を動かせるもの

・トランプなど

 

なお、非常持ち出し袋は玄関近くか寝室にあると安心です。靴も寝室に1足置いておくと地震などの時に足を守ることが出来ます。我が家では、子どもの新しい靴(今のサイズの次のもの)を寝室そばに置くようにしています。

 

 

非常食はローリングストックをうまく活用しよう

 

 

災害時の食事と言えば非常食。乾パンやビスケットなどを思い浮かべますよね。確かに賞味期限も長く、リュックの入れ替えが少なくて済みますが、売っている場所も限られ、いささかお高め・・。特別なものだけでそろえる必要はありません。

 

普段使いしているレトルトや缶詰の中にも加熱等をせずそのまま食べられるものも意外とあります。使う分より少し多めに買って備蓄、使った分を補充する“ローリングストック”が推奨されています。

 

我が家では、台所のパントリーだけでなく、非常用のリュックでもいくつかの食品を保存しています。パントリーのものが無くなったらリュックのものをパントリーに移動し、買い足したものをリュックに入れるようにしています。

 

また、賞味期限が来てしまいそうな非常食は、是非、子どもと一緒に食べてみましょう。避難所生活の疑似体験として、「おうちキャンプ」をするといいかもしれません。

 

庭やリビングにテントを張り、明かりもランタンだけで過ごしてみる。食事はキッチンを使わず、あえてカセットコンロのみで作る・・など。避難をした際に、どのように過ごすか教えてあげながら一晩過ごすのもよいですね。

 

 

家族で災害時の対応を話し合おう

 

災害は家族全員が家にいる時だけに起こるとは限りません。事前に家族で連絡方法について話し合う機会を設けましょう。家族全員の携帯番号や学校・会社の電話番号などは、メモして持ち歩くようにしてもいいかもしれません。

 

保育所や学校から災害時の対応について周知されているようであれば、玄関のドア等、探さなくてもすぐわかる場所に貼っておくのも一つの方法です。子どものお迎えはどうするか?家族で待ち合わせ場所を決めておくことも忘れないようにしましょう。

 

また、災害用伝言ダイヤルの使用方法を確認しておくと安心です。NTTでは年に数日、体験利用日が設けられています。防災週間にあたる 8/30~9/5の間も利用ができるようです。

 

災害用伝言ダイヤル体験利用

 

災害時は気が動転してしまうこともあるので、災害時に家から離れる時は、電気のブレーカーを落とすことやガスの元栓を閉めることなど、目立つように玄関に貼るなどするのもよいと思います。

 

まとめ

 

2018年の西日本豪雨災害では西日本を中心に多くの地域で災害が発生しました。先日も東北や北陸で河川の氾濫や土砂災害が起こったばかりです。

 

実は防災訓練は不審者対応も含めると、保育所や学校で定期的に実施されていて、子どもたちはいろんなシチュエーションでどうすればよいかということを学んでいます。備えをしっかりしなければいけないのは大人の方かもしれません。

 

“やっておけばよかった”ということにならないよう、今日から行動に移してみてください。

 

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この記事を書いた人

小学生の女の子2人を育てるワーキングママ

           
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