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子育て 2022.03.17

春に考える子どもの将来のためにできること

 

子育てのクライマックス

 

子どもが高校3年生になって以降、我が家の経済状況は大きく変わりました。

同時に子どもを育てる人生観も変わったような気がしました。

 

大学受験に多額の費用を費やし、無事合格すると、入学準備に多額の費用を費やし、入学してからも、学費に生活費に、合宿費用や運転免許、帰省するたびに飛行機代など、多額の費用が子どもに費やされていきます。

 

そして私は子育てのクライマックスを迎えたのだと実感しました。

 

 

大学受験にかかる費用

 

一般的に30万~50万円と言われていますが、実際に経験してみると受験する大学の場所や受験数等によって異なります。条件によっては100万円近くかかった方も多い印象です。

 

私立の大学はほとんどがネット出願で、1回の受験で複数学科の出願が可能です。そうなると同じ学部の複数学科を受験しておきたくなるものです。また8月くらいから始まるAO入試や推薦入試など、同じ大学を複数回受験できるチャンスがあります。

 

ネット出願と地方受験を取り入れる大学が増え受験が手軽になった分、競争率は高くなり1回の受験で志望校に入れる確率は低くなります。そして、数回受験するとなると、1つの大学に対して数十万の出願費用が必要となります。

 

また、地方受験のない大学の場合、旅費やホテル代などがかかります。最近では保護者が一緒に行くことも多く、2人分の旅費が必要となります。また、行きたい大学の近くの手頃なホテルは1年前から予約している方も多く、直前になると安いホテルはなかなか見つけられない傾向にあります。

 

受験にいたるまでも塾への追加費用が必要となったりと、私も高額の追加費用を塾に払った経験があります。

 

・受験料参考金額
国立大学受験料 共通テスト:約18,000円、二次試験:17,000円
私立大学受験料 30,000円~35,000円(1学科)※複数出願可
※スタディサプリ:大学の学費はいくら?受験料、入学料、授業料を学びたい分野別にチェック!大学無償化も解説!より

 

 

大学入学準備にかかる費用

 

 

私の長男は香川から東京の大学の理工学部に入学しました。

 

大学入学に際しては、大学にお支払いする費用のほかにも、数十万円の出費が必要となります。入学説明会ではクレジットカードを持って生協に並び、学校指定のスペック高めのPCや教材などを購入しました。

 

また部屋を借りる費用に引っ越し費用、家電や家具の購入等で、また数十万の出費。大学から遠い田舎に住むと家賃は安いけど、交通費がかかり、時間もかかるからバイトもできなくなる、ということで、結局大学の近くに部屋を借りました。そうして、かなり負担の大きい仕送りが始まりました。

 

そうこうしているうちに次男の大学進学も決まり、Wの学費と仕送りが押し寄せてきました。

 

・納入金参考金額
国立大学     初年度納入金平均 約80万円(4年間平均250万円)
私立大学(文系) 初年度納入金平均 約120万円(4年間平均390万円)
私立大学(理系) 初年度納入金平均 約150万円(4年間平均540万円)
※スタディサプリ:大学の学費はいくら?受験料、入学料、授業料を学びたい分野別にチェック!大学無償化も解説!より

 

 

子どもがいる人生における選択肢って奥が深い

 

結婚して、新たに自分の人生が始まると、多くの選択肢がうまれます。

 

家を買おうか、車はどうしようか、子供ができたら家族旅行したり、お稽古事もさせたい。生命保険に入って、将来に備えてiDeCoやNISA、投資信託も必要かなと、様々な情報が押し寄せ、家族のためにより良い選択をしようと試みます。

 

いろいろな選択肢に迫られた時、例えばいつか家が欲しいと思い計画を立てるように、子供を大学に行かせたいと願うなら、そのために計画を立てるべきだと思います。子どもの大学費用を家や車や生命保険のように考えると、ファイナンシャルプランも変わってくるかもしれません。

 

 

教育資金は子どもが幼いうちから計画的に準備しよう

 

 

大学入試までに500万円くらいの教育資金(平均的な大学の学費)があると子どもの人生を応援してあげやすいと思います。

 

大学費用は早くて中学、高校になると切実に考え始めます。ところが貯金ができるのは実は小学生くらいまでで、中学に入るとなかなか思うように貯蓄ができなくなります。中学に入るころから、子どもも携帯を持つようになり、美容院へ行くようになり、塾へ通うようになり、下手をすると大人より出費をするようになります。更に高校生になると通学の交通費等もかかり、塾の費用も高額になり、更に出費がかさみます。

 

そして何より予想外だったのが、ちょうどその頃、結婚時に買い揃えた家電が一斉に壊れはじめたことです。つまり、意外と経済的に余裕があるのは、小学生くらいまでなのです。

 

子育てのクライマックスとも言える大学生活を思う存分支えてあげられるように、幼少期から備えておくと安心です。

 

 

春に思うこと

 

私は、ずっと毎月ではないけれど、生活が変わるたびに、家計簿をつけてきました。そしてだんだんと春には家計簿を買うということが習慣になりました。

 

出費の動向をみると、子どもの成長と共に節約のできない必要経費の比率が上がってくることがわかります。

 

経済的には余裕がなくなっていくけれど、大学の入学式に新しいスーツを着た息子と記念撮影したときの感動は、私にとっては子育てで一番感慨深いものでした。親として自分を誇らしくも思いました。

 

毎年春になると、巣立っていった日を思い出します。同じころ、大学からの学費の請求書が届くのです。そして家計簿を前に、「もっと早くから準備しておくべきだったな」と、いずれやってくる老後を前にして思うのです。

 

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この記事を書いた人

新卒でクリエアナブキに就職。結婚後は専業主婦として4人の子どもの育児に専念し、長男の大学進学を機にクリエアナブキに再就職。日々、仕事に育児に奮闘中!

           
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