2024.09.17
仕 事 | 2023.09.05 |
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キャリアコンサルタントが考えるママのお仕事復帰のポイント
長かった夏休みも終わり、子どもたちが学校や幼稚園・保育園の日常生活にも慣れてくる9月。
このタイミングで、お仕事復帰を考えるママもいらっしゃるのではないでしょうか。
9月は年間で見て求人数が増える月なので、お仕事スタートにオススメな時期です。
とは言え、何から始めたら良いのか分からない!?という方のために、キャリアコンサルタントが考えるママのお仕事復帰のポイントをお伝えします。
働くについて考えてみよう
まずはあなたにとって働く目的は何でしょう。
・生活やお金のため?
・仕事でやりたいことに挑戦するため?
・社会との関りを持つため?
・社会貢献のため?
・自分を成長させるため?
目的は人それぞれですが「この目的のために働きたい」という核があると、働くことへの優先順位が分かりやすくなります。
ただ、子どもが小さい間は特に、家庭や育児との両立も課題です。
・働ける時間帯はどれくらい?
・週に何日、何曜日に働けそうか?
・子どもの行事や病気時などのサポートはあるのか(家族からも了解をもらえているか)
など、考える必要があります。
今の1日のスケジュールと、希望のスタイルで働いた場合のスケジュールを考えてみて、無理のない働き方ができているか考えてみましょう。
子どものサポート体制についても誰がサポートできるのか、了解はもらえているのか書き出してみると分かりやすくなります。
【例】
子どもを預けるところを探す
子どもを預けて働く場合、預かり先を探すことも求人探しと合わせて行う必要があります。
保育園、幼稚園、小学生であれば児童クラブの利用は可能か、市町村や施設に問い合わせてみましょう。
病気時に預かってくれる病児保育や、地域のファミリサポートセンターも市町村のホームページ等で詳細を確認してみましょう。
理想の働き方を考えよう
「働く」といっても働き方はいろいろ!
正社員、契約社員、派遣社員、パート社員の他、現在は雇用形態のカテゴリにはまらない自由な働き方が増えています。
それぞれに特徴やメリット、デメリットはあります。
例えば正社員は雇用や収入、福利厚生も安定している所が多いですが、会社の規則に従う必要があり、就業時間や休日が希望に合わなかったり、異動・転勤、職種の変更の可能性がある企業もあります。
派遣やパート社員だと比較的希望に近い条件で働けますが、収入や雇用において正社員に比べると不安定です。
また社会保険(健康保険、厚生年金)に加入するのか、配偶者の扶養枠内で働くのかも大きなポイントです。
社会保険に加入する場合は収入から保険料が控除(給与から引かれる)されてしまいますが、その分将来的に受け取れる年金が増えたり、健康保険で利用できる制度も広がります。
社会保険に加入するか、扶養枠内で働くか、自分の希望を考えてみましょう。
今、決めた働き方はライフスタイルの変化とともに変わる可能性も十分あります。
○年後、どんな働き方をしていたいのか時系列に想像して、将来的な働き方を考えてみるのも良いですね。
キャリアの棚卸し
どんな仕事が自分に合うのか分からない、というお話もよく聞きます。
やりたいことが分からない時、自分のキャリアを振り返ってキャリアの棚卸をしてみましょう。
・これまでどんな仕事をしてきたのか
・どんな仕事をしている時に力が発揮できたのか
・逆に力が発揮できなかったのはどんな仕事か
など、過去の仕事の中から得意、不得意を仕分けしてみましょう。
キャリアは仕事だけに限らず、学生時代や日常生活から見つけることもできます。
好きだったこと、苦手だったことを振り返ってみてくださいね。
お仕事を探してみよう
仕事に求めるもの、働き方が定まってきたら、求人情報を探してみましょう。
- 求人サイト
お仕事の探し方は様々ですが、まずはネットで検索してみることが簡単で早く、情報量も多いのでオススメです。
またネットでは求人情報が比較的リアルタイムに更新されています。
求人サイトも多数ありますが、正社員求人が多いサイト、パート・バイト情報に特化したサイトなど自分の希望する働き方に合うサイトを活用するのも手です。
また1つのサイトだけでなく複数のサイトを使うと、より多くの情報を手に入れることができます。
- ハローワーク
求人件数が多く、地域密着型の求人を探すことができます。
ハローワークの担当者が求人企業に連絡、調整してくれたり、就職活動だけでなく職業訓練や失業手続きなどいろいろな相談ができるのもメリットです。
- 人材サービス会社
自分の希望や経験・スキルとマッチする求人を紹介してくれます。
条件がマッチしない場合も企業と交渉を行ってくれることもあり、また就職活動についてのアドバイスも受けられます。
希望により求人がない場合や、登録手続きの手間はありますが、最近では対面での登録だけでなくオンラインや電話等で簡単に登録することも可能です。
求人情報を検索する場合、こだわる条件が多いと求人数は減ってしまいます。
こだわり条件は最低限にしておいて、まずは幅広く求人を見てみましょう。
また掲載されている求人情報は、文字数制限等で記載されていない内容があるかもしれません。分かりづらい点や気になる項目は、求人企業に問い合わせをしてみましょう。
まとめ
ママがお仕事を始めるとなると、自分のことだけではなく子どものこと、家庭のこと、様々な課題にぶつかります。
それでも新しいことにチャレンジしたいと思う気持ちはとても前向きで、きっと自分自身を成長させてくれます。
1人で考えてみても分からない時は、キャリアコンサルタントにぜひ相談してみてくださいね。
私たちはママの健やかな働き方を応援しています!
この記事を書いた人 | |
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クリエアナブキ 松山支店 キャリアコンサルタント |
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