
2024.12.13
仕 事 | 2020.02.28 |
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4月はライフスタイルの変わりやすい季節ですね。子どもの進学や入園を機に、仕事復帰を考えるママも多くいらっしゃいます。
「ママ」が働くことを考えるとき、私たちは様々な問題や悩みとも向き合います。
私は人材サービス会社でスタッフコーディネータとして働いて13年以上が経ちますが、自分自身も独身→育休→ワーキングママといろんな立場で働いてきたことで、求職者ママ、ワーキングママの悩みに共感し、より深く考えるようになりました。
今回は「ママが働く」ことに焦点を当てて、実際に受けたお悩みをスタッフコーディネータとして思うこと、解決するにはどうしたらよいか、をお伝えします。
2歳児のママ(29歳)4年間の正社員勤務の後、妊娠・出産で退職しました。子どもの入園を機に仕事復帰を考えていますが、周りから「入園後は病気をもらいやすい、職場で休みが取りにくい」と聞き仕事と育児が両立できるか不安に思っています。急な子供の病気や行事などで、お休みが取れる仕事ってありますか? |
労働人口の減少が深刻になっている今、女性の活躍を応援する企業が増えてきているのは事実です。職場も働くママへの理解はずいぶん進んできていますが、お休みの融通が利きやすいところと、残念ながらまだ難しい職場もあります。
比較的お休みの融通が利きやすいのは、同じ仕事を複数の人で担当している職場。万が一、1人が休んでも、他のメンバーでフォローし合えるからです。またワーキングママの多い職場も受け入れのノウハウがある分、会社も職員同士も理解がある所が多いように思います。
人数が少ない職場だと、1人欠けると仕事が回らなくなる可能性があります。また短期、単発などのお仕事も気軽に始められそうではありますが、「その期間は必ず人が必要」ということで突発的なお休みは周りに負荷をかけることもあります。
もちろんそうとは限らない職場もありますので、面接ではお休みの取り方を確認されてみてくださいね。
とは言え、面接でストレートに「子どもの病気や行事でお休みを取りたい」と伝えてしまうと、採用側も「簡単にお休みを取ってしまうのかな?」と受け取ってしまう可能性もあります。
ありがたいのは周りにサポートがある場合。両親や身内の方が病気時は見てくれる、配偶者がお休みを取りやすいのなら良いのですが、そうとはいかない方もいらっしゃると思います。
お住まいのエリアの病児保育、ファミリーサポートセンターなどの公的な支援や、ベビーシッターなどのサービスを探してみるのも方法です。
それでも状況によっては、お休みを取らないといけないこともありますよね。まったくお休みが取れない会社はそうありませんが、休むことで周りに負担をかけるのも事実。開き直らずに配慮を加えて「サポートの利用も検討しているがどうしても難しい場合はお休みの可能性がある」ことを伝えましょう。
ママが働くことは周りに迷惑をかけるのかな、と不安に思われるかもしれません。
私も復帰早々、子どもが気管支炎で入院となり1週間お休みを取ることがありました。あまりの申し訳なさに職場でお菓子を配ったところ、先輩から「休みを取るのはお互い様だから、こんなことしなくていいよ」と声をかけてもらいました。この時から「出社しているときは精一杯力になろう、周りがお休みを取るときは快く仕事を引き受けよう」と強く思うようになりました。
ワーキングママはお休みが多くなりがちですが、卑屈にならず、まして開き直らず、周りへの配慮が大切になのではないかな、と思います。ママだけに限りませんが、普段の働きぶりや助け合う気持ちが職場の理解を生むのだと思います。
8歳と6歳の2児のママ(36歳)
出産後はしばらく専業主婦でした。
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扶養枠内、と言っても何を扶養枠内にするのかで違いがありますが、今回は社会保険(健康保険、厚生年金)の扶養枠内に限定してお話します。
短時間でも下の5つの条件すべてに当てはまると、社会保険へ加入することになります。
今回はママが派遣で働く場合を想定し、「4.学生ではないこと」「5.従業員501人以上の企業」に該当していることが前提とします。(派遣の場合は雇用主となる派遣元の従業員数で考えます。)
では、順に1.2.3の条件を考えてみましょう。
1.週の所定労働時間が20時間以上
「1日4時間で週5日」「1日6時間で週3日」という契約のお仕事だと、所定労働時間が20時間以内ですので加入条件に該当しません。
「1日7時間で週3日」のように20時間を超えるお仕事は、2と3の条件を確認しましょう。
2.勤務期間が1年以上見込まれること
繁忙期や産休代替などで、1年以内に終わる契約のお仕事だと加入対象から外れます。(ただし、2ヶ月以上で週30時間以上の勤務だと、保険加入が必要になります。)
また、お仕事を始めるときに終了の期限がない場合は次の3の条件を考える必要があります。
3.月額賃金が88,000円以上
月額賃金が88,000円未満になること。例えば、「時給1,050円、1日4時間、週5日(月20日勤務)」の場合は月額84,000円なので、扶養枠内で働けます。
同じ条件で時給1,150円になると、月額92,000円となるので保険加入が必要です。
その他、フルタイムで週30時間を超えても、2ヶ月以内の短期のお仕事は社会保険に加入しません。お子さまが長期休暇の間は働けない場合、短期で働くという方法も良いかもしれませんね。
一般的には上述のようになりますが、実際は、お仕事を始める前に雇用契約の内容をしっかり確認することが大切です。派遣でお仕事を考えている方も、人事・採用担当の方や社会保険に詳しい人に相談すると安心です。
扶養枠内でお仕事を探すのももちろん良いのですが、社会保険に加入することでメリットもあります。それは、
ということです。
今は扶養枠内で働いているけど、4月から同一労働同一賃金が施行されたら収入が88,000円を超えてしまう、というケースもあると思います。社会保険に加入するか、扶養枠内で働くかを悩まれたらご相談くださいね。
16歳と11歳の2児のママ(46歳)
下の子どもも小学校の高学年になり、育児も落ち着いてきました。
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まずはなぜ正社員になりたいのか、理由を考えてみましょう。
「安定している」「仕事のやりがいがある」「月給制・賞与がある」「年齢的に次の転職は難しそうだから」「職歴を増やしたくない」など、人それぞれに理由はあると思います。
派遣社員や有期契約の契約社員のように更新制でない分、雇用としては安定していますし、パート社員と比べると収入が多く福利厚生も充実している場合がほとんどです。
正社員にはそういったメリットがありますが、それ故に求められているものもあります。
成果、責任、自主性、行動力、残業ができる、転勤ができる…、求められるものも企業により様々です。どんな雇用形態でも賃金を貰う以上、仕事への責任が伴いますが、正社員はより会社から求められるものも高くなります。時には仕事を優先させないといけない場面も出てくるかもしれません。
私も「もし自分が会社の社長だったとして、正社員を雇うならどんな人がいいか?自分は雇いたいと思われる人になっているか?」を時々考えることがあります。(自信をもってYES!と言えないところもありますが…)
働き方改革が進み、ワークとライフの両立を考える企業も増えてきました。ただ正社員に求めるものはあまり変わらないのではないか、とも思います。むしろ働ける時間が減っても成果を出さないといけない分、高い能力や知識が必要になってきます。
その上で、自分に合う働き方を考えてみてください。
というのも、「正社員で入社したけど思っていたのと違った」と相談に来られるケースが少なくないからです。せっかく正社員で入社できても、自分や家族に負担があると「すこやかな働き方」とは言えませんよね。
プライベートや仕事を考えた上で優先させたいことは何か、それが叶いそうな働き方は何かを考えてみましょう。どんな働き方があるか分からない!という場合はお気軽にご相談くださいね。
よくいただくお悩みについて考えてみましたが、同じようなお悩みでもご家庭の状況やご希望は人それぞれなので、解決方法は1つではありません。ある人には正解となった方法が、ある人では良くない方向へ向かう可能性もあります。
私もお話を聞くたび、より良く働けるにはどうしたら良いか、どういうお返事を返したら伝わるのか、といつも頭を悩ませるのですが、考えることで新しい気付きをいただいています。これからもワーキングママ仲間として、一緒にお悩みを考えていきたいと思っています。
この記事を書いた人 | |
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![]() クリエアナブキ 松山支店 キャリアコンサルタント |
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