子育て	2021.09.16

おもちゃを通じた子育て支援拠点「讃岐おもちゃ美術館」誕生

０歳から100歳までが楽しめる「讃岐おもちゃ美術館」が、高松市中心部に来年2022年４月にオープンします。商店街再開発で建設中の立体駐車場の１階フロア全体に讃岐おもちゃ美術館ができるそうです。クリエアナブキ本社から徒歩１分程度の場所なので、最近では建物がみるみるできあがっていく様子を見て、私たちもわくわくしています。

香川の「すごい」を体感できる讃岐おもちゃ美術館

美術館といっても、展示物を静かに眺めるだけではなく、ショップ、カフェ、ギャラリーなどが一体となった、1日中いても楽しめる体験型ミュージアムです。子どもたちが生まれ育った香川の魅力を肌で感じ、故郷を誇れるような未来をめざし、香川県内の伝統工芸士、木工職人、木材関係者などと連携しながら準備が進められているそうです。

香川県産ヒノキを中心とした木の空間の中には、「讃岐かがり手まり」のドームや、小豆島のしょうゆ樽、庵治石のゆりかご、叩くと高く澄んだ音が出る石サヌカイトを使ったシンボルツリーなど、讃岐の伝統工芸や自然の恵みがふんだんに取り入れられます。

赤ちゃんと保護者の方が木のぬくもりを感じながら過ごす「赤ちゃん木育ひろば」、ごっご遊びの中から讃岐・高松の文化を体験する「さぬきのごっこひろば・さぬきのもりひろば」、伝統工芸を体験できる「ワークショップルーム」など、世代を問わず楽しめるアイデアが満載です。

また、「おもちゃ学芸員」と呼ばれるボランティアを募集・養成しており、オープン後には、おもちゃと遊びの案内人の役割を担います。地域のさまざまな世代・職種の人たちが運営を支え、子ども達を中心とした、地域交流のきっかけも生み出していきます。

開館への想い

この讃岐おもちゃ美術館は、20年以上に渡り香川県内で子育て支援活動を行っている認定NPO法人わははネットと、さぬき時間を楽しむ雑誌「IKUNAS」の発行などを手掛けるデザイン事務所（株）tao.がタッグを組んで運営されます。

わははネットの理事長で、讃岐おもちゃ美術館の館長に就任予定の中橋さんは、ご自身が経験した育児における不安を解消したいという想いから、地域に密着した子育て情報を発信するための女性サークルを1998年に立ち上げました。その活動はわははネットとして拡大し、情報紙「おやこDEわはは」の発行、子育てひろばの運営、研修・イベント開催など、多岐に渡る子育て支援活動を推進されています。「おやこＤＥわはは」では、クリエアナブキも3年程前から「働きたいを助け隊」というコーナーを掲載させていただいています。

2018年には、子育て支援や女性活躍推進での活躍により藍綬褒章を受章するなど、名実ともに子育て支援のリーダー的存在の中橋さん、いつお会いしてもエネルギーに溢れ、場の雰囲気がぱっと明るくなるような方です。それでも今回の挑戦は、過去に経験した事業より格段に規模が大きく、一大決心だったそうですが、子育て支援の新たなステージへ向けて、よりパワーアップして邁進されています。

一緒につくる新しい子育て支援拠点

讃岐おもちゃ美術館を、みんなでつくる新しい子育て支援の場として実現していきたいという願いから、県内企業からのスポンサーを募るとともに、クラウドファンディングで寄付の呼びかけも行っています。当社クリエアナブキもぜひこの活動を一緒に盛り上げていきたい思い、寄付をさせていただきました。

寄付は、讃岐・香川の文化や自然の豊かさを体験できるための空間の整備、オリジナルのおもちゃや什器の製作、国産材の木のおもちゃをはじめとした「グッド・トイ」の購入などに充てられます。

クラウドファンディングで1万円以上の寄付をすると、讃岐おもちゃ美術館の「一口館長」となり、ロゴマークをかたどった積み木に名前を刻印したものが館内に展示されます。そして、一口館長の手元には、讃岐らしいおむすび型の山の形をした、積み木のパーツが届くそうです。オープン後にこの「おむすびつみき」を持って美術館を訪れ、自分の名前のつみきを探すのも楽しみですね。

クラウドファンディングは、10月17日（日）まで受け付けています。香川の魅力や素晴らしい伝統技術がたくさん詰まった讃岐おもちゃ美術館の誕生を、ぜひ一緒に応援しませんか？

▼クラウドファンディングはこちらから！

https://readyfor.jp/projects/stm