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仕 事 2019.02.01

「派遣」、「パート」働き方はどう違う?働きやすいのはどっち!?

春から子どもを預けて働こうと考えている方や、子どもの入学、進学を機に仕事を始めようと考えている方も多いのではないでしょうか。

 

ただ、実際に仕事を探すとなると、どのような働き方をすればよいのか迷っている方もいるはず。そこで、子育て中の方にも選択しやすい「派遣」と「パート」の働き方について、違いやメリット、デメリットをご説明します。

 

派遣とパート、働き方の違い

 

 

求人への応募

 

パートの場合、希望する求人があれば自分で直接応募し、選考を受けることになります。当然ですが、応募書類の作成や、選考時の面接のアポイント調整など、自分で行う必要があります。

 

一方、派遣の場合は、応募や就業開始前の企業との打合せなど、すべて派遣会社が調整してくれます。ただし、最初に派遣会社にプロフィールや希望する就業条件などを登録し、派遣会社から仕事の紹介をしてもらう必要があります。もちろん、自分が応募したい求人へのエントリーも可能です。

 

雇用契約

 

パートは勤務先の企業と直接雇用契約を結びます。勤務時間や時給などの相談や交渉は、上司や総務担当者などと自分自身で行います。

 

派遣の仕組みの大きな特徴は、雇用主となる会社と実際に就業する会社が別々になるところです。派遣スタッフとして就業することが決まった場合、雇用契約は派遣会社と結ぶことになり、毎月の給与の支払や、社会保険等の手続きは、雇用主である派遣会社が行います。一方で、実際に仕事をするのは、派遣先企業となるので、日々の業務の指示等については派遣先の担当者から受けるようになります。

 

 

契約期間

 

派遣もパートも有期雇用であることに変わりはありませんが、パートの場合、期間が限定されている仕事を除き、契約期間が明確に定められていないことが多いようです。

 

一方で、派遣の契約期間は契約ごとにきちんと決められており、契約の開始時には派遣会社から契約期間や就業条件が明記された雇用契約書が提示されます。一度に締結する雇用契約の期間は3~6ヵ月であることがほとんどで、企業と派遣スタッフ双方の合意があれば契約は更新されます。契約の更新については、派遣先が更新しない場合もあれば、自分が更新しないという選択も可能です。

 

 

給与や福利厚生

 

給与については、派遣もパートも時間給で支払われることがほとんどです。派遣の場合、基本的に通勤手当の支給はなく時間給に含まれることが多いため、パートよりも時間給の設定が高い傾向にあります。パートの場合は会社の規定によって異なりますが、通勤手当が支給されることは多いようです。賞与や退職金については、原則としてどちらも支給されません。

 

社会保険、雇用保険の加入については、一定の条件を超えて就業する場合は、派遣もパートも加入しなければなりません。

 

 

勤務時間、休日

 

パートの場合は、勤務時間や休日など自分の希望条件に合わせて働くことが可能です。あらかじめ企業と合意が得られれば、柔軟に対応してもらえることが多いので、面接の時などに子どもの病気や行事などで休む可能性があることなどを伝えておくとよいでしょう。

 

派遣の場合は、派遣会社に希望条件を伝えた上で、条件に合った仕事の紹介をしてもらうことができます。条件に合わない部分があった場合は、派遣会社を通して派遣先企業に交渉することも可能です。ただし、派遣先の求める条件が自分の条件に合わない場合は就業することが難しいため、自由度はパートより低いかもしれません。

 

 

自分にあった働き方はどっち?

働き方を選択する上で、働き方のメリット、デメリットを理解しておくことは重要です。派遣とパート、それぞれのメリット、デメリットについて考えてみましょう。

 

 

派遣のメリット、デメリット

 

派遣の一番のメリットは、何かあった時に派遣会社に相談できるという点です。仕事を探す際の求人情報の提供はもちろん、仕事に関するカウンセリングや将来に向けたキャリアアップへの支援などを受けることができます。

また、派遣スタッフとして就業している間は、困ったことがあれば派遣会社に相談することができますし、必要があれば派遣先との交渉もしてもらえます。契約が終了した時は、希望すれば新たな仕事の紹介をしてもらうことができますし、紹介予定派遣という仕組みを使えば、派遣期間終了後に直接雇用になれる可能性もあります。

 

一方、デメリットとしては、雇用契約の期間が定められているため、契約の更新がなければ期間満了で終了してしまう可能性があることです。また、法律により同じ就業場所で勤務できる期間が最長3年と決まっているため、3年経過した場合は、就業場所の変更をしなければならない可能性があります。

 

 

パートのメリット、デメリット

 

パートのメリットは、勤務時間や休日などを自由に選択できるという点です。例えば、「子どもが幼稚園に行っている間の時間を活用して働きたい」や「週3日程度の仕事がしたい」など、自分の希望にあった就業条件で仕事をすることが可能です。また、職場に同じように子育てしながら働いているママがいる場合もあり、お互いを助け合いながら、わきあいあいと働けるケースも多いようです。

 

デメリットについては、給与や福利厚生面で不十分なことが多いため、多くの収入を望むのは難しいかもしれません。また、一般的に事務職の求人は少なく、接客・販売などがほとんどなので、希望する職種の仕事が見つからない場合は、新しい仕事へのチャレンジを考えてみるのもよいかもしれませんね。

 

まとめ

 

一言で「働く」と言っても、いろいろな働き方があります。まずは、それぞれの働き方の特徴を十分理解し、自分の生活スタイルや周囲の環境などを照らし合わせ、今の自分にあった働き方を選択しましょう。

 

また、生活環境は日々変化していきます。生活環境の変化に合わせて、働き方を変えていくことも重要です。少し先の未来を考えながら、すこやかな働き方を見つけていきましょう。

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この記事を書いた人
波頭なぎさ

14歳の女の子の子育てと仕事を両立するワーキングママ

           
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