2024.11.14
子育て | 2022.04.07 |
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みんなどうしてる?小学生のお小遣い事情
新年度が始まり、進学・進級で子どもたちも新たな環境がスタートしていると思います。
子どもにお小遣いを渡すことで、金銭感覚やお金を計画的に使う能力を身につけさせるきっかけにしたいと考える親御さんも多いはず。
しかしながら、いくらくらいがお小遣いの相場なのか、どんなふうに渡すのが良いのか悩むこともありませんか?
まわりのご家庭はどうしているんだろう?直接はなかなか聞きづらいことでもあるので、社内アンケートで匿名で教えてもらいました。
データの数はまだまだ少ないので全国平均というわけにはいきませんが、なんとなくの傾向が見えてきましたので、ここで紐解いていきたいと思います。
お小遣いはもらっている?
お小遣いの渡し方もいろいろバラエティに富んでいて、定番の定額制、必要な時にもらう申告制、テストやお手伝いを頑張ってもらうポイント制があります。
また、お年玉の一部を子どもに管理させるという回答もありました。
何らかの形でお小遣いをあげているご家庭が多いようです。
ご家庭により金額には幅がありますが、
- 高学年(4~6年生) 1,000円/月
- 低学年(1~3年生) 500円/月
という回答が多かったです。
どんなふうにもらっている?
小学生のうちは、定額で定期的にお小遣いをもらっている子どもは少ないようです。傾向として、低学年のうちは必要に応じて渡す(買い与える)、学年が上がると定額制に移行する家庭が増えるようですね。
どの渡し方にもそれぞれメリットがありますが、お子さんの性格やご家庭の状況によって、よりよい方法を模索してみてください。
<定額制>
計画的にお金を使う力が身につけられる。欲しいものを買うためにお金を貯める、足りなければ我慢するということを覚えられます。
<申告制>
「○○を買ってほしい」というものに対して、なんでもOKして買い与えているようであればあまりメリットはありません。しかし、親の方で何らかの基準をもって接するのであれば、いかに親を納得させられるかのプレゼン能力が身につくのではないでしょうか。
<報酬制>
大人の世界にある、「お金は労働の対価である」というビジネスの基本が学べます。お手伝いを積極的にしたり、テストや習い事を頑張ったり、子どもなりにいろんな創意工夫をすることでしょう。
お小遣いで何を買っている?
お小遣いの使い道ですが、年齢によって変化してきているようです。
低学年は「お菓子」、高学年になると「本・マンガ」の割合が高くなりました。高学年は「おもちゃ(ゲームなど)」が多くなると予測していたのですが意外な結果でしたので、機会があれば調査してみたいと思います。
また、ここには含まれていませんが、自由回答で「交際費」という回答もあったので、中学、高校生になるとそういう支出が増えるのかな?と想像しています。
我が家を例にすると、お小遣いの範囲で何を買うかについてはあまり口を出さないようにしていますが、一度に数千円のお菓子を買っていたときには開いた口がふさがりませんでした。でも、小さな失敗を今のうちにしておくことが大事だと思います。
お金を取り巻く環境
子どもたちの生活環境も親世代の時からは大きく変わってきていて、駄菓子屋さんからスーパーやドラッグストア、コンビニになりました。
また、大人の世界では支払のキャッシュレス化が進んでいて、子どもたちが現金を目にする機会が減ってきています。
「カードやスマホを出せばいくらでも買い物ができる」という間違った認識を与えないよう、お金を大事に使う習慣を今から身につけさせたいものです。
お小遣いを子どもに管理させるようになったら、お小遣い帳をつけさせるようにすると良いですね。
何にいくら使ったかを記録することで、親も用途を把握できますし、無駄遣いが無いかを親子で振り返ることができます。
まとめ
この春から高校で「金融教育」が必修になるそうです。
社会ではなく、家庭科の授業のようですが、経済というマクロの話ではなく、実際にお金を管理・運用する「家計管理」が中心の様子。成年(いわゆる大人)年齢が20歳から18歳に引き下げられたのも関係しているかもしれません。
その年齢になって慌てないよう、お小遣いをうまくお金教育のきっかけにしてみてください。
この記事を書いた人 | |
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小学生の女の子2人を育てるワーキングママ |
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