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子育て 2018.11.30

【2020年教育改革】英語教育は?プログラミングの必修化?小学校教育の何が変わるか

 

近ごろ、成人年齢の引き下げとか、AI・人工知能のIT技術の発達や外国人労働者の受け入れとか、大きく社会が変わるようなニュースも多いですよね。教育の場においても、2020年度からは大学入試が大きく変わったり、新しい学習指導要領の施行が予定されています。

これからの社会を生きていくために求められる能力も大きく変化しているようです。

 

2020年教育改革とは

 

2020年に変わるのは大きく分けると2つのポイントがあります。

 

一つは大学入試がセンター試験から大学入学共通テストへ変わること、もう一つは幼稚園から高等学校までの学校教育に大きな変化をもたらす新学習指導要領の施行です。どちらも、「知識の習得」から「自ら考える力や表現する力」「社会で役立てることができる能力」などを求められています。

 

これからの子どもたちは、IT技術による革新やグローバル化が当たり前の時代を生きていきます。自分で考えたり、学んだことを活かして判断し、発信する力が必要なのですね。

 

小学校においては、外国語教育が変わったり、新たにプログラミング教育の必修化が始まります。

 

実はもう始まっている教育改革

 

2020年から新しい学習指導要領になるわけですが、実はその2年前から移行措置期間がはじまります。

 

つまり2020年の全面移行でその学年になったときに困らないように、準備期間として2018年度から少しづつ変わっていっているのです。

 

英語教育はどう変わる?

 

これまで小学校高学年 5年生・6年生が行っていた「外国語活動」が、小学校中学年 3年生・4年生からはじまるようになり、5・6年生では「外国語」の授業が教科として学ぶことになります。教科になるということは、これまでの小学校英語ではなかった教科書ができて、成績がつくということになります。
2020年に5年生になったときに困らないよう、今年(2018年)の3年生もアルファベットを書いたり、ゲームをしたりして外国語に親しむ「外国語活動」が始まっています。

 

「読む」「書く」に重点を置いていた英語教育から、新しい大学入試共通テストで問われる「聞く」「話す」を加えた4つの技能を身に着けるような教育、授業内容にになっていくとのことです。

新しく始まるらしいプログラミング教育ってどんなこと?

 

プログラミング教育が必修化されるといっても、こちらは新たな「教科」になるということではないようです。

 

生活の中で多種多様なコンピュータ技術が応用されていることを学んだり、「コンピュータに意図した処理を行うよう指示することができる」ということを体験しながら、プログラミング的思考をはぐくんでいきます。

 

ロボット掃除機やエアコンもコンピュータ制御されていることを知ることも一つですし、算数の時間に四角形の特性を学ぶのにあわせ、○cmの正方形を書くためにはどうしたらよいか(「○cmの線を書く、時計回りに90度方向を転換する」を4回繰り返す など)を考えるということだそうです。

 

「スクラッチ」って聞くけど

 

プログラミング教育においては、プログラミング学習用ソフトが使われることもあるそうです。

 

プログラミング学習用ソフトというのは、プログラミングを学習するためのソフトウェアです。そのプログラミング学習用ソフトで有名なのが「スクラッチ」です。

 

「スクラッチ」では、いわゆるプログラミングによる命令文が最初から用意されていて、それぞれの命令文がひとつひとつ部品のイラストになっています。

その部品を積み木のように組み合わせていくことで、さまざまな処理をさせ、絵をかいたり簡単なゲームを作ったりすることができます。このような過程をとおして、プログラミング的思考を養うことができます。

初めてのプログラミング教育、何を備えておくとよいのか

 

英語教育が始まったときに「英会話」に通う子どもが増えたのと同じように、ここ高松においても、子どもの習い事で「プログラミングも」という声が増えてきているように感じます。通信教育のプログラミング教育なども増えているようですね。自分自身がコンピュータやITの知識がないことで、子どもにどう学ばせようかと悩まれるかもしれませんね。

 

先に述べたとおり、小学校で求められるのは、社会でコンピュータやITがどのように役に立っているかということや、問題解決をするために論理的な思考をもつというようなところに主眼があります。

 

日常の生活においても、スマホやタブレット、ゲームなど、IT技術にあふれていますし、何気なくそれをうまく活用していると思います。

様々なところでコンピュータ技術が使われていることを知りその仕組みを調べてみるのもよいでしょう。自治体の子どもむけプログラミングイベントなどで体験してみたり、学校で学んできたことをおうちでも試せるような環境を作ることから始めてみてもよいのではないでしょうか。

 

まとめ

 

これからの社会、10年後には技術革新により事務職をはじめとする多くの職種がなくなるといわれています。数年前に子どもたちの将来の夢に「YouTuber」が上がったように、新しい仕事がどんどん生まれてきます。そんな社会で活躍できる人を育成するために、

 

・生きていくために必要な知識や技能
・思考力・判断力・表現力
・学びに向かう力、人間性

 

が必要と考えられ、この3つが教育の大きな柱となります。

教育改革とか、技術革新とかいうと、つい難しくとらえがちですが、これらの力はどの時代でも必要な能力でもあります。大人である私たちこそが、これまで培ってきた既成概念にとらわれず、あらゆる変化を予測し備えることが一番大切なのではないかと思います。

 

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この記事を書いた人
きたゆかり

株式会社クリエアナブキ

           
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