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2018.08.31

さまざまな女性の「すこやかな働き方」を応援していきたい-株式会社クリエアナブキ

ママ友ワーキングラボを運営する総合人材サービス会社、株式会社クリエアナブキは、子育て世代の女性の悩みや要望に寄り添いながら、さまざまな情報や機会を提供し、就労支援を行っています。

地域の子育て世代の女性への就労支援として、仕事や子育ての不安や悩みについて相談できる、「親子でおしごと相談会」や、働き方や子育てとの両立など、仕事に関するテーマについて考える機会を提供する「女性のためのなるほどワーキングセミナー」を開催しています。子どもと一緒に参加することができるように、各支店にキッズスペースを設けています。

 

また、社内で働く女性社員が結婚、出産後もいきいきと働くことができる職場環境づくりにも取り組んでいます。

そういった社内の取り組みや、今後の会社のあり方について、上口社長にお聞きしました。

 

 

 

▞ クリエアナブキ 上口 裕司 社長にインタビュー

 

– 女性が長く働くことができる環境づくり。

 

昔から考えると当社もずいぶん変わったなと思います。当時は、残業時間が多く、結婚が決まった女性社員は、仕事と家庭の両立が難しいと感じ、退職する人がほとんどでした。

当然、出産をして産休・育休から復帰する女性もいませんでしたね。優秀な女性が離職していくのを見て、とても残念に思っていました。

 

そのような現状を間の当たりにして、女性が、結婚、出産しても働き続けることができる環境を作ることが必要だと強く感じましたし、結果として、会社全体が働きやすい環境にもなると考えました。

 

最初に取り組んだことは、残業時間の軽減です。遅くまで仕事をすることが美徳、上司が帰らないから帰れないなど、残業をするのが当たり前という環境をできるだけなくすため、パソコンを自動的にシャットダウンするようにしたり、フレックスタイム制を導入するなど、制度面、意識面を少しずつ変えていきました。

 

今では、残業に対する社員の考え方が少しずつ変化し、長時間働くことよりも、効率的に仕事に取り組む意識が高くなってきたように思います。

 

 

– 時短勤務だからこそ、仕事をやりきる意識は高いと感じます。

 

会社の環境が少しずつ変化してきたことで、出産後、産休・育休から復帰する女性社員が増えてきました。最近は、時短で復帰する社員がほとんどですね。

 

時短で働いている社員が少なかったころは、時短勤務はサポート業務でないと難しいと考えていましたが、時短で働く社員が増えるに従い、その考えは変わりました。

 

実際に、時短勤務をする社員の仕事のパフォーマンスは、フルタイムで働いている社員と変わりはありませんし、時間が限られている分、決められた時間内できちんと業務をやりきる意識はとても高いと感じています。

 

 

– 社内の環境を整えることも重要。

 

時短勤務をする社員を受け入れる風土づくりも重要だと感じています。時短勤務であっても、周囲の社員に気兼ねなく、堂々と帰ることができる環境は必要ですし、勤務が終わって帰った後も、他の社員が業務をしっかりと引き継ぐ体制作りも必要です。

 

一番怖いのは、本人が不満を言わないから、うまく行っていると思い込んでしまうことですね。そうならないためにも、上司や周囲の社員が気を配り、業務の割り振りや引き継ぎの方法について考えていくことが必要です。

 

今のところ、社員たちは、時短でがんばっている女性たちを評価して、受け入れており、うまくいっているように見えますが、決して万全ではありません。さらに社内環境の整備を進めていきたいと思います。

 

 

– 社員の状況に応じて勤務時間を変える。

 

今、時短勤務をしている社員も、子どもが大きくなるなど、生活環境が変われば、就業時間を見直すこともできると思います。

 

例えば、復帰当初は16:00までの勤務を希望していたけれど、仕事と子育ての両立がうまくいき始めたので、17:00まで勤務時間を延長するなど、会社と社員がしっかりと話し合い、お互いが納得した時間で働けることが大切だと考えています。

 

 

– 多様性に応えていく。

 

これからますます、子育て中の女性の就労支援が重要になってくると思います。

 

家庭環境や働く条件、働くことに対する考え方は、人によって全く違います。そういった多様な希望に応えていくためには、今までと同じサービスを提供し続けていくだけでは対応することはできません。

 

自分の状況にあった働き方を希望する女性を、いかに地域社会と繋げていくかが、わたしたちの最大の課題だと感じています。

 

さまざまな女性が、いきいきと働くことができる社会にするために、これからも、人材サービス事業を通して、女性が働ける場所を提供していきたいし、ビジネスだけではなく、いろいろな形で女性の就業を支援していきたい。そうなるためには、わたしたち自身が、それぞれの社員を尊重し、いろいろな働き方を受け入れられる会社にならなくてはなりません。

 

 

– 10年後の会社。

 

外国人やママ、テレワークで働く社員、転勤はできないけれどマネージメントをしている社員など、本当の意味で、多様性を受け入れる会社になっていたいと思います。

 

これから、AIがさまざまな分野に導入され、仕事の内容や、やり方も変わってきます。それに合わせて、働き方も変わります。

 

人材サービス会社として、求職者や社員の多様な希望や要望に応え、「すこやかな働き方」の実現に繋げていくことがこれからの課題です。

 

 

 

▞ 上口 裕司 社長ってこんな方

代表取締役社長 上口 裕司(じょうぐち ひろし)

 

– 休日の過ごし方

 

食事に出て、買い物をして、テレビでスポーツ観戦することが基本パターンです。特に野球観戦は生活の一部になっていて、テレビは常にカープ戦が流れています。

 

– 最近うれしかったこと

 

高校の同級生が、どこかから社長就任の情報を得て、お祝いをしてくれたこと

 

– 最近はまっていること

 

ガットギター。

クラッシックギターのことです。ガットギターをきれいに弾きたいなと思い、作曲家の先生のところにレッスンに通っています。これまでエレキギターしか弾いたことがなかったのですが、エレキギターとは弾き方が全く違うので、なかなか難しいですね。

レッスン以外でも家で練習しています。

 

– 働くママへのメッセージ

 

仕事と子育ての両立は苦労も多いと思いますが、子育て中の女性ががんばっている姿はとても輝いていて、素敵です。希望や事情に沿った多様な働き方が広まり、一人でも多くのママがいきいきと働ける社会になるよう、努力と応援を続けていきます。

 

 

 

▞ 会社の概要

 

会社名

株式会社クリエアナブキ

URL

http://www.crie.co.jp/

設 立

1986年4月

所在地

香川県高松市

事業内容

中四国を中心に「雇用創出を通じて地域社会の発展に貢献する」という方針のもと、人材派遣、人材紹介、アウトソーシング、再就職支援、教育研修などの総合人材サービスを展開しています。

 

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