4人の子育てをしながら社会復帰をめざすママ
桔原 瑛子 (きはら えいこ) さん
- 子ども4人(6歳,3歳,2歳,4ヶ月)
お住まいのエリア
- 徳島県
小さい頃から介護士に興味がありました。
大学を卒業してからは、介護士として京都の福祉施設で働いていました。介護士の仕事には小さい頃から興味がありましたね。しばらくして、実家が徳島だったこともあり、Uターンして徳島の福祉施設で働くことにしました。実際に介護士になってみて、もちろん、大変な仕事だとは思いましたが、しんどいと感じたことはありませんでした。
職場の理解に助けられました。
独身の頃から、結婚、出産をしても働き続けたいと思っていたので、実際に出産した時も産育休を取得しながら、仕事は続けていました。将来は主任のような役職につけるようになりたいと思っていましたね。
子どもができてからは、子どもの急な体調不良などで、保育所から呼び出されることがよくありましたが、職場の人たちには嫌な顔をされることなく、いつも「早く帰ってあげて。」と理解ある言葉をかけてもらいました。同僚には、私の親と同じ世代が多く、子育てを経験した人たちばかりだったので、本当に助かりました。
3人目の出産を機に退職しました。
3人目を出産するまでは、1人目と2人目の子どもは保育所に預けて働いていました。当時は、子どもが小さかったこともあり、病気にかかりやすかったため、一人が病気になり、やっと治って、仕事に行けると思ったら、もう一人にうつってしまい、結局、また仕事を休むことになることも多く、ひどい時には月の半分以上を休むこともありました。
子どもの病気のために、仕事を休んでしまうことはもちろんですが、子どもは、何の前兆もなく、突然、熱を出してしまうこともあるので、職場の人に「明日は出社できる?」と聞かれても、明日の約束ができないことに、とても心苦しさを感じていました。自分の役割を全うすることができず、職場の人たちに迷惑をかけてしまうことも、しんどかったですね。そんな経験から、仕事を続けていく自信が持てなくなり、結局、3人目の出産を機に退職することにしました。退職した際には、一番下の子どもが小学3年生になるまでは働くつもりはありませんでした。
ライフプランを再考する。
4人目を出産し、家族が増えたことをきっかけに、ライフプランを再考することにしました。将来、必要になる子育ての費用などを考え、来年の春から仕事を再開しようと考えています。可能であれば、これまでの経験を活かせる仕事ができればいいなと思いますが、仕事を始めたとしても、しばらくは子育てを優先したいので、自分の希望する時間帯や働き方にあった仕事であれば、どんな仕事でもいいと思っています。
仕事は、保育所の申請がある11月までには見つけたいですね。ある程度計画を立てながら、ハローワークに行ったり、インターネットを活用したりして、探そうと思います。子どもは、子ども園に預ける予定です。住んでいる地域に子ども園が一つしかないので、迷わなくていいので助かります。
周囲のサポート。
働くことについては、夫を含め周囲は理解してくれています。私の母は、子どもが急に熱を出したときなどは、手伝うよと言ってくれているので、心強いですね。一番上の子どもにも、働くかもしれないと伝えています。その事を伝えた時は、「学校から帰ってきたらどうしたらいいの。」と心配しているようでしたが、「学校から帰ってくる時間には帰ってこられるような仕事にするよ。」と伝えたところ、安心したようでした。
復帰への不安と期待。
仕事復帰した際に、仕事と家事の両立がうまくできるのかや、これまで通りに子育てがしっかりとできるのかなど、漠然とした不安はあります。仕事を辞めてから2年半経っているので、仕事のブランクに対する不安もありますね。一方で、社会に出て、一人の大人として、同僚など、いろいろな人と接することができる楽しみもあります。
将来目指すもの。
子どもが小さい間は、子育てに支障がない働き方をしていきたいと思いますが、子どもたちの成長に合わせて、少しずつ働く時間を増やして、ゆくゆくは正社員を目指したいと思います。今回、仕事を再開することができれば、できる限り働き続けたいと思っています。以前は、自分のキャリアを目指すことも考えていましたが、これからは、家族のために働くことを一番に考えたいですね。安定して働くことができれば、金銭的にも、気持ち的にも、余裕のある生活ができると思いますし、それを家族全員で共有したいと思っています。
1日のライフスタイル
5:30 | 起床、身支度 |
---|---|
6:00 | 夫のお弁当や朝食の準備 |
7:20 | 長女送り出し、次女・三女の身支度 |
8:30 | 次女子ども園へ送迎 |
9:00 | 洗濯片付け、掃除、四女授乳 |
9:30 | 三女・四女と子育て支援センターへ |
11:00 | 帰宅、三女と昼食 |
12:00 | 次女子ども園へお迎え |
12:30 | 次女・三女お昼寝、四女授乳 |
13:00 | 夕食下ごしらえ |
14:30 | 次女・三女おやつ |
15:30 | 帰宅した長女の宿題や自主学習の見守り(コーヒータイム) |
17:00~19:00 | 夕食、お風呂、四女授乳 |
20:30 | 子どもたち寝かしつけ、四女授乳 |
21:30 | 自分時間 |
22:30 | 就寝 |
自分の時間をつくるために工夫していること
- 工夫ではないが、夕食の片付けや子どものお風呂、洗濯など、夫が協力してくれるので、夜に自分の時間を持つことができている。
幸せを感じる瞬間
- 夕食時、家族で食卓を囲んで、今日あった一番楽しかった事を順番に発表しあうこと。
おすすめのラクチン料理
- 焼き魚や煮物系など、下ごしらえに手間のかからないもの。
おすすめの家事ワザ
- 洗濯物は夜に室内干し。冬は加湿器代わり。夏は扇風機を当てるだけで十分乾く。翌日の朝には片付けることができる。