働くスタイルや考え方、いろいろなタイプの子育てママが登場。
あなたはどのタイプ?
かずえ さん
- 子ども2人(15歳双子)
仕事について
- 会社名:西岡医院
- 雇用形態:正社員
- 部署:地域子育て支援センター
- 職種:保育士
- 1週間の勤務日数 週5日
- 1日あたりの勤務時間 8:00~17:00 8時間
自分の時間をつくるために工夫していること
- そうじ、洗濯は夜にしておく。
- 夜に朝ごはんも作っておく。
幸せを感じる瞬間
- 家族でたわいもないおしゃべり
おすすめのラクチン料理
- みそ汁(毎日いろいろなバージョンのみそ汁を作っています。これなら野菜も食べられる。)
おすすめの家事裏ワザ
- すぐに調理に取りかかれるように材料はきざんで冷凍しています。
1日のライフスタイル
6:00 | 起床 |
---|---|
朝食・身支度 | |
出社 | |
8:00 | 仕事 |
18:00 | 退社 |
帰宅 | |
夕食(パパと子ども達) | |
19:00 | 塾の送り |
買い物・そうじ・洗濯 | |
次の日の夕食の下ごしらえ | |
夕食(自分) | |
22:00 | 塾のお迎え |
お風呂・まったりtime | |
24:00 | 就寝 |
ふくこ さん
- 子ども2人(16歳,11歳)
仕事について
- 会社名:西岡医院
- 雇用形態:正社員
- 部署:地域子育て支援センター
- 職種:保育士
- 1週間の勤務日数 週5日
- 1日あたりの勤務時間 8:30~17:30 8時間
自分の時間をつくるために工夫していること
- 夫に自分の時間をあげてから次に自分の時間をもらう。
幸せを感じる瞬間
- リビングで家族全員が各々の用や遊びをしながら時々会話をして過ごすとき
おすすめのラクチン料理
- なんでも丼ぶり
おすすめの家事裏ワザ
- 夫をもちあげて(ほめて)、家事をしてもらうこと
- 絶対に当たり前だとは思わずに感謝の言葉を伝える
1日のライフスタイル
5:30 | 起床 |
---|---|
朝食・お弁当作り・洗濯 | |
出社 | |
8:30 | 仕事 |
退社 | |
18:00 | 帰宅・夕飯作り |
19:00 | スポ少の送迎(見守り) |
21:00 | 帰宅 |
夕食・片付け | |
22:30 | お風呂 |
23:00 | テレビを見る |
23:30 | 就寝 |
さおり さん
- 子ども2人(4歳,8歳)
仕事について
- 会社名:香川県農協
- 雇用形態:正社員
- 部署・役職:業務課
- 職種:窓口業務
- 1週間の勤務日数 5日
- 1日あたりの勤務時間 8:30~17:00 7.5時間
自分の時間をつくるために工夫していること
- あきらめています。ただ、お風呂は一人で入れているので、ゆっくりしています。
幸せを感じる瞬間
- 食事中に子どもが「ん~♡おいしい~。」と言ってくれるとき
おすすめのラクチン料理
- 家事が苦手なので、ぜひ教えてほしいです。
おすすめの家事裏ワザ
- 家事が苦手なので、ぜひ教えてほしいです。
1日のライフスタイル
5:30 | 起床・洗濯・自分の身支度 |
---|---|
6:00 | 朝食・弁当作り |
6:30 | 夫・子ども起床・朝食 |
7:10 | 長男・夫見送り・朝食片付け |
7:30 | 長女の準備・掃除・保育園送り |
8:10 | 出社 |
18:00 | 退社・保育園迎え |
18:30 | 帰宅・洗濯取り込み・夕食作り・長男の宿題を見る |
19:00 | 夕食 |
19:30 | 夕食片付け・子どもたちの明日の準備 |
20:30 | 子どもお風呂 |
21:00 | テレビ・たまに家族でゲーム |
21:30 | 子ども就寝 |
22:00 | 自分の時間・就寝 |
みき さん
- 子ども3人(18歳,10歳,1歳7か月)
仕事について
- 会社名:峰山ディホームサービス灯り
- 雇用形態:正社員
- 部署・役職:訪問介護
- 職種:老人介護
- 1週間の勤務日数 約5日
- 1日あたりの勤務時間 8:30~17:30 8時間
自分の時間をつくるために工夫していること
- 平日に休みをとり、保育園に預けている間に友人や同僚とランチ
幸せを感じる瞬間
- 家族皆がそろった瞬間や子供たちの笑顔を見たとき
- 主人が思いやりの言葉をかけてくれたとき
おすすめのラクチン料理
- レンジでチン!の時短タルタルソースを作ってスーパーでフィッシュフライを購入し温めたものにかける。
1日のライフスタイル
起床 | |
6:00 | 弁当作り・子ども朝食・身支度 |
7:30~40 | 自宅出発・保育園送り |
8:00 | 出社 |
18:00 | 保育園迎え・(買い物) |
20:00 | 夕食支度・夕食・風呂(子ども) |
22:00 | 買い物やランドリー・洗濯・風呂 |
24:30 | 就寝 |
TOPICS
- 子育てと仕事を両立させるための環境
- 病児保育のイメージ
- 病気の子どもを預けること
子育てと仕事を両立させるための環境
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今回は、病児保育を利用しているお母さんと実際に運営している病院の担当の方、それぞれにお話をお聞きしたいと思います。早速ですが、みきさんとさおりさんのこれまでのお仕事の状況について教えていただけますか。
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私は、1人目の子どもを出産する前から今までずっと働いています。
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お子さんは何人いらっしゃいますか。
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3人です。1人目の子どもはもう社会人です。2人目が小学校の高学年。一番下がもうすぐ2歳になります。
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すばらしいですね!仕事をしながら、3人の子育ては大変でしたよね。
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出産後、すぐに職場復帰したのですが、1人目の子どもが産まれた頃は、保育所は生後6か月経たないと預けることができませんでした。もちろん、病児保育の施設もなかったですね。
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今の環境とは随分違いますね。
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そうですね。当時は私の母もまだ仕事をしていましたが、母の職場に子どもを連れて行ってもらったり、親戚に預けたりしていました。子どもが病気になっても、なかなか仕事を休むことはできませんでしたし、本当にいろいろなところを頼りながら子育てしていました。
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想像するだけでも大変そうです。
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当時は、保育所の受け入れ体制も万全ではなく、問合せをしても、離乳食が始まってからでないと預かることはできないと、取り合ってもらうことはできませんでした。数少ない認可外の保育所に何とか預けることはできましたが、長い時間預かってもらうこともあったので、先生との関係性には気を遣っていましたね。
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すごいですね。
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2人目の子どもの時は、病児保育ができていましたし、ファミリーサポートセンターなども活用しました。
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短い期間で、子どもを預ける環境は随分進歩していますね。
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そうですね。
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さおりさんもずっとお仕事を続けられていますか。
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そうです。子どもが2人いますが、出産後もずっと働いています。
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近くに、子育てについて頼れる方はいらっしゃいますか。
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近くに両親はいますが、1人目が小さいときは、母も仕事をしてましたし、夫も仕事が忙しく、頼れる状況ではなかったので、子育ては自分が全部していました。
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それは、大変ですね。
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1人目の時は、初めての子育てだったこともあり、いろいろなことが心配でした。熱を出すことも多くて、そのたびに休んでいました。
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頻度が多いと、休みづらくなりますよね。
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そうなんです。慣らし保育の時には、子どもが入退院を繰り返すことがあり、1年の前半で有給休暇を使い切ってしまいました。
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有給休暇がなくなっても、欠勤することはできますよね。
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それはできますが、欠勤することにどうしても抵抗があって。。。病気以外にも遠足などの行事で休まないといけないこともありますし、これ以上休めないのに、子どもの体調不良で休まないといけない。当時は本当に困っていました。
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わかります。
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そんな困っている私を見て、隣で仕事をしていた男性の先輩が病児保育を勧めてくれたんです。その先輩も私と同じくらいの子どもがいて、「とりあえず、行ってみろ。」と。
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先輩は利用したことがあったんですか。
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はい。ただ、先輩に勧められて、熱が出た子どもを病時保育に預けに行くと上司に相談したら、病気の時ぐらいちゃんと見てあげてと言われました。
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それは、周囲によく言われることの一つですよね。
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そうなんです。本当は休みを取って子どもの面倒を見たかったのですが、仕事のことを考えるとそうもいかなくて、結局、病児保育に預けることにしました。
病児保育のイメージ
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初めての病児保育はどうでしたか。
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とてもきれいな施設で驚きました。建物内はきちんと整理整頓されていて、病気の症状によって部屋が分かれていますし、施設の保育士さんや看護師さんも丁寧に見てくれて、病児保育を誤解していたなと感じました。
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預けるまでの病児保育のイメージはどうだったんですか。
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さまざまな症状を持った病気のお子さんが同じ部屋にたくさんいるんだろうなと思っていました。今思うと、上司も同じイメージだったのではないかと思います。他の子どもから他の病気をもらってしまうのではないかと心配してくれていたんだと思います。
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そうかもしれませんね。
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一度利用してからは、安心して病児保育を利用しています。
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みきさんは病児保育を知ったきっかけは何だったんですか。
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祖父母が病児保育に隣接している病院に通院していたことがあり、その祖父母から病児保育ができたことを教えてもらいました。病児保育ができるまでは、違う小児科に通っていましたが、子どもが病気をした時に受診したことがきっかけで病児保育を利用するようになりました。2人目の子どもから利用していますが、3人目が一番利用していますね。
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利用する時のお子さんの様子はどうですか。
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保育所に行く時よりも喜んでいます。預けに行くと、こちらを見向きもせずに部屋に入って行きます。(笑)
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うちも上の子は病児保育が大好きです。今でも行きたいと言いますね。ご飯もおいしいようです。下の子が行くことになると、すごくうらやましがっています。
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スタッフみんな優しいですよ。危険な行動以外は禁止ごともないし、甘えたい子は、思いっきり甘えることができますしね。
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いい思い出しかないんですね。
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みなさんがニコニコして接してくれからですね。
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病児保育はお母さんのための施設でもあるので、お母さんが安心して子育てと仕事の両立をしてもらえるような場所になっているとうれしいですね。
病気の子どもを預けること
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病気の子どもを預けることへの抵抗感や罪悪感のようなものはありませんか。
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子育てをしながら働くためには、ある程度、割り切りが必要かなと思います。未だに、周囲からは、子どもを保育所に預けるのはかわいそうだと言われますが、そうしないと働くことはできません。その延長に病児保育があると思っているので、罪悪感はありませんね。
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私もありません。むしろ、自分で看病しているよりも安心です。病児保育の施設には、看護師さんが常にいますし、何かあれば先生が診察してくれます。自宅で見ていて、大丈夫かなと心配しているよりは安心できますね。
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どんな方が利用されていますか。
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子どもが病気の時には毎回利用されている方が多いです。仕事が休みにくい時もありますよね。私たちを信頼し、安心して預けられると思ってくれているのではないかと思います。
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きっとそうですね。
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でも、病児保育が始まった頃は、お子さんにごめんね、ごめんねと言いながら預けているお母さんが多かったですよ。
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え!そうなんですね。
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中には、通所している保育所に内緒で病児保育を利用しているお母さんもいました。子どもが元気になって、保育所に行った時に、保育所の先生には家で看病していたと報告をしている人もいたようです。
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それはどうしてですか。
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堂々と病児保育に預けたことが言えない社会だったように思います。子どもが病気の時ぐらい、母親が看病したらいいのにと言う周囲の目と、子どもに申し訳ないという罪悪感もある、でも、仕事は休めないと言うジレンマもあり、悩んでいたママが多かったように思いますね。
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それは、厳しいですね。
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そんなお母さんたちを見て、保育現場が利用を勧めてくれるようにならないとお母さんたちは、安心して病児保育を利用できないなと感じ、保育所などに病児保育に対する理解を深めてもらえるような活動をしました。
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すばらしいですね。
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世の中の流れもあり、最近では社会が働くお母さんを応援していますね。おかげで、病児保育も堂々と利用できるようになりました。今では保育所も積極的に病児保育の利用を勧めてくれますし、先生も利用してくれています。
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保育所の先生も、なかなか休めませんよね。
TOPICS
- 病児保育の充実
- 病児保育の現状
- お母さんと施設の信頼関係
- これからの病児保育
病児保育の充実
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病児保育の施設がもっとたくさんできると助かりますよね。
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それは思います。
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私は、施設が家からも近い所にあって、いつも子どもの診察をお願いしている先生のところで預かってもらえるので、とても環境的に恵まれていると思います。同じ職場の同僚は、施設を利用したくても場所が遠く、なかなか預けられないと話していました。
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確かに、病時保育の施設はたくさんあるわけではないので、通勤などを考えると自宅や勤務場所の近くにないと利用しづらいですよね。実際に、利用したくても施設までの距離が遠いと預けるのは難しいという声も聞きます。
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あと、病児保育がきちんとしているとわかっていても、全く知らない先生にいきなり病気の子どもを預ける不安もありますよね。
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そうですよね。
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ふくこさんの地域には病児保育の施設が近くになかったと思いますが、子どもが病気の時はどうしていたんですか。
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病児保育の情報自体が全くありませんでした。一度、病院が休日の当番医だった時に利用したことがあって、その時に院内に張っている病児保育のお知らせを見て初めて知りました。その時は、子どもが病気の時に預かってくれるのかなという程度の認識しかありませんでしたね。
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その頃はお仕事されていたんですか。
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パートの仕事をしていました。当時は、夫に頼るのは難しくて、子どもの面倒は全て自分で見なければいけなかったんですが、何かあった時に休みやすいだろうと思って選んだパートの仕事も、仕事の責任などを考えるとやっぱり休みづらいですよね。
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確かに。
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私自身、仕事をしている以上は、休まず勤務したいと思っていたので、子どもが病気になった時に病児保育を利用させてもらいました。とても丁寧に子どもの面倒を見てくれて、私が知らない病気のことなども教えてもらいました。その時は、風邪で子どもを預けたのですが、私が気づいていなかった子どもの皮膚の疾患についてもアドバイスをもらうことができました。
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それは、心強いですね。
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でも、実は私も、子どもを病児保育に預けて来たと職場に話したら、「え!」と言われたことがあります。何で病気の子をと。そう言われて、「では、お休みをもらえますか。」と聞くと、それも「え!」と言われたんです。(笑)
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笑
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病児保育ができたころは、ほとんど情報もなく、制度自体が知られていませんでした。ただ、実際に預けてみると、次からも安心して預けられますし、他のお母さんにも自信をもって勧めることができました。今でも、病児保育を知らない人もいますが、そういった人には、きちんと説明するようにしています。私は、職員としても、利用者としてもそのよさを伝えることができると思うので。
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私も、子どもが熱を出したと上司に報告した翌日に、朝から出社すると上司に「今日は病児か。」と声をかけられることがあります。その時は、必ず預けて出社してますよとアピールしていますね(笑)。
-
笑
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病児保育は通常の保育所より預かる時間が短いので、早く退社することも許してもらえています。周囲に理解があるので、本当に助かります。
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周囲の理解は必要ですよね。
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本当です。
病児保育の現状
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私は病時保育を利用したことはないのですが、実は、何度か利用してみようかと思ったことがあります。ただ、病児保育は連絡してもいつもいっぱいで預けることができないという情報を聞き、諦めたことがあります。
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確かに、季節によってはとてもニーズが高いので、お預かりが難しい場合もあります。
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受け入れ可能な人数は何人ぐらいですか。
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受け入れ人数は日によって変わります。こちらの施設は5つの部屋があるので、5つの疾患までは受け入れられます。疾患別にお部屋を分け、お子さんの月齢に応じて必要な人数の保育士を配置します。
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病児保育を利用したい時はどのようにすればよいのですか。
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レインボーキッズの場合、まずはお電話で空きがあるか確認していただき、かかりつけ医を受診していても、利用日の朝もしくは前日に西岡医院小児科で受診をしてもらっています。これは感染予防のため、疾患によってお部屋を分けているからです。
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問合せの連絡があった時点でお断りすることもありますか。
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どうすることもできないほどいっぱいだった場合は、キャンセル待ちということで、連絡先をお聞きすることもありますね。お家や職場の場所をお聞きして他の施設を紹介することもあります。
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確かに、希望する方全員を受け入れることは難しいですよね。
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そうですね。インフルエンザのシーズンなどはかなりの申し込みがあります。
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病児保育は予約をすることができるので、例えば、仕事が休みの日に症状が出た場合は、その日のうちに受診をして、翌日以降の予約をしておけば、仕事を休まなくて済みます。
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保育所に預けている時に症状が出た場合も、その日のうちに病院の受診ができれば、翌日の予約ができるので助かりますね。病児保育を利用した日の様子によって次の日の予約が可能なのも安心です。
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インフルエンザなど、何日も保育所に行けない場合は、その期間の予約ができるのもとても助かります。
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仕事の休みの日数が1日でも少なくなると助かりますよね。
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そうですね。
お母さんと施設の信頼関係
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子どもを預けるたびに思いますが、病児保育の先生たちが本当に優しいですよね。
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本当に。
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子どもを預けた時には、必ずその日の様子を書いたものを渡してくれますが、子どものことを褒めてくれていたりして、読むがとても楽しみです。
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先生たちが書かれるんですか。
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そうです。担当した保育士がその日の様子をお母さんに伝えるために書いています。
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私は全部保管してます。
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え~。
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子どもの成長の記録のためにと思って。
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こういうコミュニケーションを取ることで、がんばっているお母さんとそれを見守っている施設の方との信頼関係ができるのかもしれませんね。
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病児保育を利用する期間は意外と短いものです。保育所2年目になると風邪をひく回数も少なくなるので、だんだん利用する機会もなくなります。そう思うと、お母さんが仕事復帰をして1年、長くても2年、子育てと仕事の両立をすることができれば、その後、長く仕事を続けられると思います。
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確かにそうですよね。
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私たちも子育てをしながら、仕事を続けているのでお母さんの苦労はとてもよくわかります。大変な時期を何とか一緒に乗り切ることができればと思っています。
これからの病児保育
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病児保育は随分認知されてきていると思いますが、運営している施設から見て、足りていないと思うことはありますか。
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希望する全ての方を受け入れることができればいいなと思います。仕事をする上で突発的な子どもの病気が一番ドキドキしますよね。病気をしても病児保育室があるから大丈夫と思えたら安心ですよね。あとは、子どもが病気をすると親も大変です。眠れなかったり、食事に気を使ったり。ホームケアの情報提供をするなど、お母さんたちの力になりたいですね。
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子どもが病気になると、知識がない分、不安になりますよね。
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漠然とした不安はありますよね。
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お母さんはここに子どもを迎えに来て、1日が終わるわけではなく、家に帰ってからも大変です。少しでもエネルギーをチャージしてもらえるように、何でも言える関係性が持てたらいいなと思います。
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利用者として要望はありますか。
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こういう施設があることを知らないのはもったいないと思います。私は、たまたま同僚に教えてもらうことができましたが、もし、知らないままだったら仕事を続けていられなかったかもしれません。ぜひ、たくさんの人に知ってもらいたいですね。
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私は、いつも本当に手厚く対応してもらっているので満足していますが、あえて言うのであれば、受け入れの人数が増えるといいなと思います。
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そうですよね。
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地域の保育所などともっと連携が取れるようになればいいですね。
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はい。もっと病児保育室について知っていただきたいですね。また、体調不良児対応型病児保育を実施している保育所もあります。これは、保育中に体調が悪くなった場合、看護師が別室で保護者が迎えに来るまでの間、子どものお世話をしてくれます。そういった保育所とも連携を深めていければいいですね。
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待機児童に対する施策は随分進んできましたが、こういった部分にも着目してもらえると、もう少し環境が整うのかもしれませんね。最後に、これから利用しようとするお母さんたちにアドバイスをお願いします。
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本当に安心しかありません。ぜひ、利用してみて下さい。
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堂々と預けてほしいですね。
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預けてよかったなと思える施設を目指したいですね。利用したお母さんが他のお母さんに勧められるような場所にしたいと思います。
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さらなる安心、安全と楽しさを提供するために、スタッフ一同努力していきたいです。また、まだ病児保育を知らない人にも広く知ってもらえるよう広報活動をしていきたいと思います。